くるまった夜の中で
涙をおくれ
きみは毎日なにかしら酷い
みたされないあいのちぐさ
さもしい幸福
きもちよくない愛情
悲しみの温度
寝台列車の一夜の青春
キャンディーだと思って
のばした手の小指がふるえた

甘いみたいよあの宇宙は
さるすべりの口唇
しがないピエロの誘惑
嘘をつくかなしみ
あと七秒、わたしのもの
シーツに残した境界線
ぼくを食べるのはやめて
呼吸よりもあなたを選んだ
いまはただおやすみ
ここには何も遺さないで
あなたがも一度あいしてくれたら
それは知らなくてもいいことです
手紙には残せなかった言葉
さよならはストロベリーピンク
僕の睡眠剤
それは君との約束でした
それからふたりはさよならに泣いた
窒息死への53秒
こわくなって怯んだ手足とあなたが投げ捨てた最愛と
好きなものだけ食べて
溶けなかったふたり
おわかれ3秒
きみが愛していたとしても
一滴のための忘却
吸って吐いて、呼吸以上いらない
有限宇宙の妄想

あんまりおいしくなかったキス
それならば暗闇とおなじ
幸福しか祈らない目
クレイジーボーイとベイビーの失敗
ゆび切りを忘れないで
だけどもあなたを愛したい
多分僕がほしいのとは違う
うつくしくも何ともない日曜に
いつでも四歩先で息をした



*セットなのかもしれないお題

ぼくらはなだらかに死んでいくのをまつ、だけ
わすれられる前に忘れ去っていく / まだ言葉に溺れたくない / ビニールみたいな恋だった / あなたがあいした世界の残りに /  なにも知らずに遊んでいた

やわらかな真綿
彼がもちいた眠りへの静謐 / あなたが腐らないように / 泣くことは許されない焦燥 / たしかな感情ではありましたか /  すきになって欲しいなんてゆわなかった

事象的な生の終結
もうきっと会えなくなる / 焼却炉までの3分 / 設定解除 / 泣いて終わり / しがらみや残り香 / おもいでに死んでいく



*拍手お礼お題。拍手してくださった皆様ありがとうございました。

砂糖菓子より3つの連想お題
さよならが口の中で砕けた
ところで3時は終ったのかしら
うつくしきいつわりを齧る

白昼夢より3つの連想お題
吐く息すら私の手に残ればいいのに
中毒性ですが害はありません
昔のことだけど今はくるしみ

愛情論より3つの連想お題
あかるいまるいひかり
異常であり的確
論じるより生されるだけです



痛み止めより3つの連想お題
モルヒネを飲み干して眠ってしまえばいいよ
彼がつかったのは優しさというやつです
処方箋は正しいでしょうか

ライムより3つの連想お題
こんな恋人が欲しいのと果汁を舐める
瓶につめても搾りだしても有効です
傷口にはご法度

猫の夢より3つの連想お題
ねずみを愛しているけど秘密
このごろ発情ばかりです
夢見が悪いのでもう一度



うつくしい人より3つの連想お題
世界の片隅で愛を知ってる
その瞳にはひかり
ただ一つの白

かなしみの人より3つの連想お題
呼吸してるだけの生き物
盗まれる幸福しか持ってなかった
さよならがいつもいえない

やさしい人より3つの連想お題
毒でも薬
always make to happy
時にぼくは泣きたくなる



ばらの花より3つの連想お題
忘れようにも八重につもる
棘はふとくつよい
けものが口にくわえた

あおい花より3つの連想お題
空にも星にもあいされた
暗闇にとける
魔法をまたずに枯れた

しろい花より3つの連想お題
you can't remember
恋もけがれも知らない
天使が口づけをしたの




*notお題 できれば創作の雰囲気や台詞なんかで使ってください

まだ僕に、「あいしてる」って躊躇いなく言えたりしますか
やさしくなんか出来るはずないだろう
泣かないでくださいこんなところで
一生、だなんて見たこともないくせに
くるしいけどやめない
連れて逃げると言いたかった
今、嘘をついたろう
幽霊でもいい、幻でも泣かない
だれの面影をお探しですか
うまくいきませんね
君が呼吸を止めたら、僕も一瞬そうするよ
もしここで死んでしまったら、あたしの真実は闇に埋もれてしまうわ
あなたの手が好きだったの
それも嘘ねダーリン
日記の端っこに綴った名前
壁際と窓際といくつかの机、二人をさえぎる世界の全て
純情とは無縁な僕らの愛の方法
つぶれたトマト、白いスカート
僕を壊すのは、君の右目とえくぼの直線だ

遺言 (馬鹿丁寧に、有り難う御座いました と)
発情中 (責任は取れません)
横断歩道 (傘を右手に駆け抜けた少年)
無理難題(いつだって幸福でいてとあなたは遺した)
愛情三点セット(選択はおまかせします)
希望 (愛するのを待っていてくれる人が、たしかにどこかに)
性欲の詩的表現 (ならこの胸の高鳴りは媚薬ですか)

あの子はいつもお気に入りの青のコートで
あの手がいつか僕の目を抉った
そんな方法知らなかった
泣くのが下手
あなただけに生きていけばよかったかもしれない
僕を信じるのは、そんなにむつかしかったですか?
ごめんねなんていわないで、あともうちょっとだけぼくを騙して
それだけだったかもしれない
なぶりころされる夏の海
いつかはみんな死んじゃうんだよ
でもそれが今でなくてもいいじゃないか
僕らは人間以外の何物でもないんだという証、その止まらない涙は
僕を思い出すたび死にたくなればいい
卑猥ねって微笑んだ顔が清潔だったのを憶えてる
ボクのために泣いてくれないの
失礼ながら、あなたを愛する時間がありません
あの子の慰めはおがくずのようだね
最近はいかがお過ごしですか
涙ですか、拭きましょうか
僕からは、やめないよ
あなたに何が遺せましたか
僕の愛は届きそう?
ひとりっきりで泣いたって意味ないんです
生まれてこなければ良かったなんて云いたくないから、ただあなたを愛する
それよりもインストールしておきたい
ぼくより二秒だけ遅くおねがい
あいしたことがひどく疲れて
よろしくない痛みが胸を這う
最後に怖いとゆったのは僕の目
朝の光が目を刺す

悪いのは誰か教えてあげて
どこまで愛せますか
愛せました愛しましたわかりましたか
またねってどう云うんだっけ
あなたはただの肉体であるのに
わたしがみえますか
知らぬ存ぜぬ解せぬ愛せぬ
癪に障るから鼻水だといった
その線を越えないで
既存する全ての言葉が安っぽく愛を叫ぶ
だけど それ以上の言葉も僕は知らない
あなたに愛されるために生きているんじゃないわ
手に入らないくらいなんでもありません
そんな顔は卑怯です
愛せないの、愛したくないの
そのうち独占したくなるんだ、ごめんね
ここで手を離したら、忘れないでいてくれる?
そのぬぐい切れない涙を、かなしみってゆうんだ
きみが大嘘つきだと分かってしまった
あの日の嘘をあたしは一生忘れないだろう
どこにもいくなって云えよ
君の温度に染まるわけにはいかない
ブレーキよりもアクセルを選んだ
そんなこと、信じてはいけません
あした、と彼は言って、そこでやめた
心音が遠ざかっていく、あなたは泣いたんだろうか
握力に自信ないから君の手を離すよ僕は
明日もまだ僕を好きでいてくれる?
愛されることについて、あと五分時間をちょうだい
嘘じゃないよ、嘘だけじゃないよ
心音が遠ざかっていく、あなたは泣いたんだろうか
握力に自信ないから君の手を離すよ僕は
わすれさせてください
明日はぐれてしまうなら、今夜はちゃんと愛せるよ



*お題大会

2006/08
こじあけたい愛欲 / 指に夜の糸が絡む / よじのぼれない月への十里 / 残った手紙の上には、探さないで / 僕を死ぬほど愛した裸肢 / 泣くことをあなたはただ許した / (I can not.) / 青のなかに閉じ込めた / やがては神さまだって死ぬ / 目聡い彼の不文律 / 紋白蝶の白と緋色 / 柵を残したかつての憐み / ライオンは愛を喰いちぎる / 泥濘のそとの静かな呼吸 / (恋もするかな) / 生きていくはずの寝台で / 夜のかんざし / 午前3時の電話のベル / さよならの前にわたせるもの / (八月の泪) / 何も知らないくせに / 途切れた音 / 僕は生きるのをやめてもいい / ほんとうのほんとうは嘘の嘘 / 首筋は片手で足りたのに / あえて死をえらばなかった手口 / かわりに口唇をふさぐ つよく、ながく / 滂沱にくちる夜の線 / 腐りそこねた心臓 / のろくうごめく太陽を待つ / 斜向かいで猫はひと鳴き / ずるずると引きずりこむ共愛 / それが救世ではないと知る冷静 / 依りかかって在ることへの体裁 / 世界は僕を見捨てるけれど / すいつくような欺瞞の話 / とりこまれた蛇の赤い目 / つたいもれた感情の名義 / ラストダンスに嘘はいらない / (おわりには愛であったとつげさせて) / 甘味屋の椅子の黒蜜 / 夏をせいた白雲と約束 / とあのたびじからもどったら / 欲ぶかいぼくを叱って / 情に揺られて泣きたくなるのに君はいない / 春の別れのあとに待っていた17の焦燥 / ただやさしくしされたいのだと、先に気づいた(夜は冷たい) / あまくせつないだけど卑しいしたごころ / 放物線の憂鬱 / あなたはこんな欲望を知らない / 名前のかたちに開いた唇 / 教室の裏側、僕の暗号 / 舐めあげて離れた / (でも終わらせることはできなかった) / 夜の一房はあますぎる / かがみこんで救い上げて、キス / うたがうことにつかれてしまった / どちらでもいいよと残した喜劇 / ひととせの砂 / 剥離したいあなたとのこれから / (ひとこと、さらばで済むはなし) / この世をしばる雲糸紅紐 / きみの爪がひっかいた碧板 / 色和えたゆふぞら / 夏も宵越し、あてない片恋 / 木陰の白肌 (ぼくをまどわす) / いまでもそこにある気がした / つかの間でも抱いていて / かえり道にまよったら / めるへんちっくなキスをひとつ / なかなか騙されてはくれない僕の愛人 / 知らぬふりがばれた12時 / いやよだめよ愛なら耐えて? / 口癖はもう一度だけ / 甘くたって呑めやしない / 喰いついたコヨーテ / だんだんとさよなら / (そんなに容易くあげはしないわ) / 僕は君を傷つけたい / 雨の夜なら最適 / いつだって傍に (最低のジョーク) / 月を隠してぼくを泣かせて / 僕は君にあいされたい / 彼女の愛はナイフなのです / (さよならぼくのピエレッタ) / 愛した人の埋葬日 / 彼女の指輪がきらりと泣いた / ぼくには泪の口実もなく / あなたの一言と地平線 / やさしさを舐める舌先 / 逮夜の落雷 / 薔薇の森で男はひとり / 白の月 / 許さないための偽証 / (blue blue blue) / 時間が経てば明日が来れば / 残ったしこりがゆるりとすべる

2007/02
理性にドロップキック、本能にディープキス  / 愛し終えたよきみを / ひからびた孤独の中 / モザイクの最終記憶 / 世界は汚らわしくて / ずっと泣いてればいいよ僕のせいで / 消しゴムでなぞる痴話文 / しあわせには届かずに朝日 / わすれさせないよ / すべてが別れのために / れもんいえろーの封印  / ようく混ぜて愛が沈んでるから / 生きてゆくよりも辛いものであればいいのに / 夢の中に似ているかもしれない / あるのないのどっち

2008/01
あなたは死んでしまうといった / やさしい風ならふく / 孤独に足をつけて夜に涙を呑むのだ /  。てきくやは 

2008/04
知らずじまいだった彼の最初 / 恥骨の上からはじめたライクの終わり / くちなしの夜に溺死 / 彼の写真に染みついた臭い / まだあなたしかみていない / これは蜜だと啜ってごらん 

2008/08
ぬるさに溺れて日が暮れる / 空に捨てられた星たち / ルイーズは人形だったよ / いわゆる体だけという僕 / ルミノール反応の部屋の中 / ライオンの首を噛み千切って / 林檎の種ならたくさんあげよう / ビロードを洗濯機に投げ込んだ愚か者 / ヴァージンオイル色の壁紙 / けだものの房中にて溺死 / 生き物同士の愛のカタチ / くりかえされる残照 / いまでも恋を嗤っているか / ラムに漬け込まれた薬指 / 嘘をつかないための目 / いつから生きているんだね